無属性・有属性について【中国ぬいぐるみ】

中国ぬい・韓国ぬいについて調べている場合によく見かける単語で、「無属性ぬい」というものがあると思います。

海外のぬいぐるみには大きく分けて2つのジャンルがあります。

・属性の有るぬいぐるみ(〇〇属性)
・属性の無いぬいぐるみ(無属性)

今回はこの2種類に関して解説致します。

「属性」とは

まず中国で言うところの【属性】についてです。
中国語辞書でこの言葉を引いても、日本語と同じ意味としての”属性”しか出てきません。

ぬいぐるみ業界での属性は、「元ネタ」と同意義で使われています。

中国・韓国で流行っているぬいぐるみ「棉花娃娃」は主に、
”素人がイラストを作成し工場へ持ち込む事で、ぬいぐるみの形にしてくれるサービス”によって作られています。

著作権や象徴権に厳しい日本ではなかなか考えにくい事ですが、ぬいぐるみデザインのモデルに実際の芸能人や漫画のキャラクターなどを使用している人が多くいます。
韓国アイドルに詳しい方は「マスター」制度に初めは驚いた方も多いと思いますが、そちらの延長線上といった印象です。

マスターとは
本題とズレた内容の上、かなり大雑把な説明となりますが…
アイドルの追っかけをおこない撮影(日本でいえば盗撮です)した写真をSNSやHPにアップしたり、写真集などのグッズを作りファンへ売り上げます。
その利益の使い道は、マスター活動への資金(遠征の交通費や撮影器具など)や、ブランド品を大量にそのアイドルに貢ぐために使用されます。
韓国アイドルは、日本の様に事務所が定期的に写真をアップすることは少ないので、ファンからしてみると、マスターの活動が無ければ推しの写真が見られない状態のため、マスターは神のような扱いを受けています。

 

つまり【元ネタがあるデザインのぬいぐるみ(同人)】→属性のあるぬいぐるみ です。

例えば、BTSのメンバーのぬいは『BTS属性』『属性:BTS』といった感じで呼ばれます。

逆に完全にオリジナルのキャラクターのぬいぐるみにはもちろん元ネタがないので、無属性と呼ばれています。

日本人が中国の工場へぬいぐるみオーダーを行う事も出来ますが、日本は日本の法律です。
著作権や象徴権を侵害したぬいを作って販売することは法に触れるため行わない事がベターです。

海外ぬいぐるみのオーダーについて

今までに投稿したぬいについての記事を全てまとめています。
中国ぬい・韓国ぬいに魅了されて「自分でも作ってみたい!」と興味が沸いた方は是非読んでみて下さい。

【棉花娃娃】自作ぬいを中国工場へオーダーしようと考えている方へ【海外ぬいぐるみ】

2021年12月10日