Miss Dior トワレとパルファンの香りの違いについて【ミスディオール】

Miss Diorの『オードトワレ』『オードパルファン』は、同名ではあるものの調香が違います。

今回は、ミスディオールの『トワレ』と『パルファン』の香りの違いについて紹介します。

“Miss”は女性の敬称。『未婚のお嬢様』という意味となりますが、
その名にぴったりの可憐でさわやかな、可愛らしい香りです。

トワレとパルファンの共通点

まずは共通点に関してです。

ミスディオールの香りのテーマは『オレンジ系の柑橘』『気品のあるローズ』『ほんの少しのスパイス』の3つ。

香料のバランスやほんの少しの違いによって、トワレとパルファンで印象がガラッと変わっています。

調香について

調香についてですが、使用されている香料は以下の通りでです。

トワレとパルファンどちらも香りのベースは似ているという事が分かりますね。

『トワレ』の調香

トップ:ベルガモット、ブラッドオレンジ、マンダリン、ガルバナム
ミドル:ピオニー、グラースローズ、スズラン、ジャスミン
ラスト:ホワイトムスク、パチョリ

『パルファン』の調香

トップ:カラブリアンベルガモット、マンダリン、ブラッドオレンジ、
ミドル:グラースローズ、ダマスクローズ、ジャスミン
ラスト:ローズウッド、ピンクペッパー

トワレとパルファンの違い

本題である、『トワレ』『パルファン』の違いに関してです。

トップノートの違い

トップノートはどちらもベルガモッド、オレンジ、マンダリンの柑橘類から始まります。
調香は似ているのに、トップからかなり香りの違いが分かります。

一番大きく違うのは『甘みとビター感』です。

トワレは、さっぱりスッキリした酸味のあるオレンジ

パルファムは、トワレのさっぱりしたオレンジにプラスして、皮の部分も一緒に擦りおろしたようなビター感と、オレンジジャムのような煮詰めた甘みも目立ちます。

ミドルノートの違い

ミドルノートはローズとジャスミンのお花の香りがぐっと前に出てきます。

トワレはトップからミドルまで流れる様なゆったりした変化しか見られませんが、
パルファンはトップとミドルでも印象がガラッと代わります。

パルファンは、トップの柑橘感はすっかりなくなり、”生花のローズ”のグリーン感が強まります。
よくあるハンドクリームなどのローズの香りではなく、花束を吸い込んだようなフレッシュな香りです。
様々なお花が混ざりあった香りではあるのですが、ローズの主張が一番強いです。『お上品』という言葉がよく似合う香りです。

トワレは、ミドルノートにも柑橘の甘酸っぱさが残ります。
甘酸っぱい中に花々の香りがすっきりと香ります。洗剤やせっけんによく使われている”ピオニー”や”スズラン”の香りのため、ローズの大人っぽさや高級感より清潔感が前に出ています。
少しシャボン感もあり、『清楚』という言葉が似合う香りです。

ラストノートの違い

どちらもラストノートでほっこりするパウダリーな甘みがベースになりますが、それぞれに”少しだけ癖のあるスパイス”がほんのり隠れています。

「甘酸っぱいだけでは終わらない」といった、Diorらしく計算された香りだなと思います。

 

トワレはホワイトムスクのベースから少し癖のあるパチョリ

パルファンはアンバーバニラからスパイシーなピンクペッパー

 

パチョリは個人的に、雨の日の運動場の香りが一番近いと思っています。
梅雨時期の濡れた土と草を思い出させる香りです。

ピンクペッパーは、よくマリネやカルパッチョの上に載っている赤ピンクの粒の事ですね。胡椒の味と鼻から抜ける酸味とスースー感が独特のアレです。

このスパイスが、判断できるかできないかのギリギリのラインで香るんです。

これがアクセントになるので、ノートの終わりが単調な甘ったるさだけで終わらない様に工夫されています。

使用できる季節について

 

トワレは 春・夏・秋

パルファンは オールシーズン

夏場に使う香水を間違えると、香害と敬遠されてしまいますが、どちらも”オレンジ系のさわやかな甘酸っぱさ”がメインなので真夏でも気にせず使えます。

よりシトラスの酸味が聞いているトワレは、冬の寒い日にはあまり合わないかなと思います。

香り持ち・持続性について

夜に寝香水としてボディにワンプッシュしても、朝には飛んでいます。
プッシュした場所に鼻をくっつけてようやくなんとなーくわかる程度。
飛散力は少ないので、服の下にプッシュすると自分にしかわからない程度しか香りません。
しっかり香らせたい場合はポニーテールした時のうなじや首元など、服で覆われないところにつけた方がいいです。

トワレとパルファン、どっちがおすすめ?

20代の若い女性に似合う、清楚感がある方は絶対にトワレです。
可愛いワンピースや、オフィスカジュアルな服装につけていきやすいのもトワレだと思います。

パルファムは華やかで爽やかなだけでなく、ビターな香りと大人な甘みも感じられるので『セクシーな部分も持つ、二面性のある大人の女性』に似合うと思います。

男性ウケは正直どちらも同じ程度ではないでしょうか?
フルーツとフローラルがメインで癖のない香りなので、男性も好きな香りだと思います。

”こっちのほうが男性が好き”というよりは、自分の年齢やキャラクターに合う方を選べているかどうかが重要になっていると思います。

最後に

ミスディオールは、以下の順でだんだん大人っぽい香りになります。
・ブルーミングブーケ

・アブソリュートリーブルーミング
・ローズアンドローズ、オーデトワレ
・オーデパルファム

今はブルーミングブーケが『モテ香水』として大人気ですが、
少し大人っぽい香りにも挑戦してみたくなったら、トワレやパルファンに挑戦してみて下さいね。