【芸人用語】『かかる・かかっている』の意味と使い方について【お笑い】

お笑い芸人の方が、「かかる・かかっている 」と話しているのを聞いて、どういう意味だろう?と気になった事はありますでしょうか。

日常生活ではあまり耳にしない言葉ですが、芸人の世界ではよくある表現です。

今回は「かかる」の意味について解説していきます。

『かかる・かかっている』には2種類の使い方がある

かかると言う状態は、一言で言うと

大事な舞台や先輩の前で、我も忘れて大暴走する

という事です。

一口に言ってしまうと簡単ですが、「かかる」という単語は、使い方のタイミング次第で別の意味となってしまうので注意が必要です。

『ヤバイ』という言葉が、使い方によって肯定的な意味と否定的な意味どちらにも変化するのと同じような感じですね。

いい意味での「かかる」

まずポジティブな意味での”かかる”についてです。

テンションがハイになったお陰でいつもより面白いリアクションが取れたり、大ウケさせる事が出来たこと

「あいつダウンタウンさんとめちゃくちゃテンポ良く掛け合いしてたし、かかってたな〜」という感じで使います。

スポーツやゲーム対戦の際に「ゾーンに入る」「フロー状態」と言うのと同じような表現です。

悪い意味での「かかる」

次はネガティブな意味での”かかる”です。

極度の緊張や力みすぎで、本人の記憶がトリップしてしまうほどの状態

大切な仕事の時や大先輩の前でハリキリすぎて、不自然なほど前のめりになったり、から回っている状態

普段は面白いのに、舞台に上がった途端に緊張でガチガチになってネタはカミカミ、声は震えている・・ 等の状態になっている人に対して、「あいつめちゃくちゃかかってるやん」などと使います。

芸人さんが使う場合、いい意味より、こちらの悪い意味で使われることの方が多いです。

かかるの語源

元々は競馬用語の”かかる”からきているのでは?と言われています。

競馬の場合は、レースといういつもと違う空気の中、馬がハイテンションになりすぎて暴れ回り、ジョッキーのいう事を聞かないほど暴走している時などに使います。


 

 

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